2005年09月19日

「魍魎の匣」を読んで

京極夏彦さん著、「魍魎の匣」をついに読み終えました。持ち歩くのが重かった…。
しかしながら、非常に面白かったです。物語の中では、日本の宗教から、医学、科学、心霊学まで様々に言及していますが、京極さんの知識の量も凄いなと思いました。京極堂という古本屋の主人で、神主で、陰陽師という凄いんだか何だか分からない人物が、そういった講釈を述べるのですが、彼は記憶力が物凄くいいという設定です。非常にうらやましい。

長ーい講釈も情景描写も、全てはラストへ向かうためのステップなんですね。だから、記憶力がない私は何度も前に戻って読み返しました。「あれ、この人まだ生きてるんだっけ?」とか、「この人誰だっけ?」とか、講釈うんぬん以前に基本的なことを忘れてます。しかし、京極堂が述べる講釈は、私達一般人が知らず知らず持っている偏見や、間違った認識をそぎ落とすためのものなのだと思います。色々な物の見方を提示した上で、事件の解決というか、解釈をして欲しいのかなと思いました。ただ、ウンチクが長くて訳わかんなくなることもありますが・・・

さて、次はシリーズ3作目の「狂骨の骨」を読もうかと思ってます。先日本屋に行ったら、中・下巻だけあって上巻がなかった・・・。生殺しだ。
posted by fredy at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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